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税金は財源にあらず

  • 2020年12月19日
  • 読了時間: 3分

税金は財源ではないというお話をしました。

今回はその点について説明したいと思います。

そもそもお金はどのように生み出されるか?

政府が?日銀が?財務省が?

違います。

ただ、書くだけです。入力するだけです。

誰が?

そこら辺の銀行で。

どういうことか?

何を言っているか分からないかもしれませんが、事実そうです。

この仕組みを理解するためには、「信用創造」というキーワードを理解する必要があります。

例えば僕が事業拡大のために銀行に融資を求めたとします。1千万としましょう。

ではこの1千万はどこから来るのか?

取引先の銀行の金庫が開けられ、そこから?

預金者から集めたお金の束からガサっと1千万を?

と考えるのが一般的ですよね?

しかしどちらも違います。

実は、借り手の借用証書と引き換えに、ただ単に1千万と入力するだけです。

何それ?そんな訳ない、と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、それが事実で、つまり理論上は、お金に限度はありません(あくまで理論上の話です)。

そして銀行は日銀から、国債や政府小切手などの借用証書と引き換えに、お金を借ります。

そして、銀行からお金が引き出されたタイミングで、現金が市中に流通します。

で、借りた側は、その資金を元に生産性を上げ事業を拡大し収益を上げる、結果支払ったものが取引先やその先の顧客や従業員の資産となり消費に回り、経済が好転していく、、、というサイクルを辿ります。

これが基本的な流れです。

では、本題の税金は財源ではない、ですが、ここまで話してお分かりかと思いますが、このサイクルを理解すると、結局税金は政府が出したお金から払うので、貸したお金が行ったり来たりしているだけ、という事になります。

ちなみに、消費税増税した分は社会保障に使われます、何て言って増税を繰り返していますが、実際使途を見てもその通りに使われてはいません。

結局、政府が財政出動して賄っています。

今回のコロナの財政支出もそうやっています。

だからテレビでビートたけしさんも、「日銀が金擦りゃ済む話でしょ?」といった趣旨の発言をされていますし、

高橋洋一さんも、「100兆までは大丈夫。200兆だとどうかなー」くらいの発言をされています。

なので、この期に及んでコロナ増税なんてとんでもないどころか、そもそもやらなくてよいというか、論理が破綻している議論なんです。

東北大震災の復興特別税も然り。いりません。ましてや被災された方からも取っていますから輪を掛けて意味不明な政策です。僕も毎回徴収されています。

(もちろん復興のための支援がいらないと言っているのではなく、税金ではなく別の方法があると言っているだけですよ)

以上説明した通りが、税金=財源にはならない事の証明です。

今まさに5万円追加で給付するかどうか議論されたりしていますが、インフレを考えるとまだまだ財政出動可能ですので、個人や企業を助けるこういった支援をもう少し行われることを強く願っています。

 
 
 

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