フィリピンの所得階層
- Genki Itani
- 2020年10月28日
- 読了時間: 2分
The Philippine Institute for Development Studies (PIDS)は、
所得による階層分けを、このパンデミック時における社会保障の適切な分配も含め、
見直しました。
Poor: Below P10,957 monthly income
Low-income but not poor: P10,957 to P21,914 monthly income
Lower middle: P21,914 to P43,828 monthly income
Middle: P43,828 to P76,669 monthly income
Upper middle: P76,669 to P131,484 monthly income
Upper middle but not rich: P131,483 to P219,140 monthly income
Rich: P219,140 and above monthly income
PIDSによると、2018年時点で、
・840万世帯がLower-income but not poor
・750万世帯がLower Middle
・430万世帯がミドルとアッパーミドルに属し
・35万8千がアッパーミドルだけどリッチまで行かないね、を占め
・14万3千がリッチ
という割合を示しています。
全部足すと2000万家族くらいですね。
フィリピン全体の世帯数は、ちょっと古いデータですが、
2015年の国勢調査時で2273万世帯です。
とすると約10%がそれより上の所得となる計算で、
財閥や会社経営者などのそれ以上の富裕層が10%を占める事になりますが、
いわゆる超富裕層は3~5%と言われてますから、多少の誤差はあれども、このくらいの分類は妥当かなと思います。
事実、周りにいる日系駐在員も、雇っている社員の給与レンジの多くはLower-income but not poorで、2万ペソを超えると「もらってるね~」という相場観です。
マネージャークラスでLower Middleなので、普段接するフィリピン人はほぼこの2つのカテゴリーに集約されます。
実際この2つで全体の70%を越えますので、実感としても合っていると思います。
ちなみに僕が住んでいるエリア(BGC)では、恐らくミドル超えて、
アッパーミドル以上が住んでいると思われます。で無いと家賃その他を勘案するととても住めません。
以上踏まえると、ターゲットとすべき層が見えてくると思います。
我々は確かにフィリピンという国に住んではいますが、一絡げにマスで捉えると焦点を見失います。
何となくボヤっとしたイメージ論で「~~は伸びてるよね」、といったノリで動くケースがまだまだ多いのが現状ですが、冷静に判断していきたいですね。
そのために弊社がいますので、お気軽にご相談ください。笑
Comments